研究

臨床研究

臨床研究・後ろ向き観察研究へのご協力のお願い

山梨大学医学部附属病院 麻酔科学教室(当科)では、一人一人の患者さんに最善の医療を提供することに努めるとともに、こうして得られた診療情報を振り返り、検討を加えて、今後の診療をさらに向上させる努力を行っています。

このために、当科で関わった患者さんの過去のデータをまとめ、解析した結果を学術論文や学会に公表する場合がありますので、この件についてご説明させていただきます。

(1) 過去の診療情報を振り返り、解析する「後ろ向き研究」と呼ばれる学術活動で、山梨大学医学部倫理委員会の承認

を得て行われます。

(2) 学術論文や学会で公表する場合でも、氏名や患者番号など、個人が特定できる情報は削除され、患者さんの個人情報

(プライバシー)は厳重に守られます。

(3) 診療情報とは、次のようなものを指します。

カルテ:診療録、麻酔記録、看護記録、血液などの検体検査、画像検査、生理学的検査、病理組織検査などです。

いずれも、診療上の必要があって行われたものに限定されます。

(4) 診療情報の解析方法

(ア)麻酔管理方法の評価のために、同様の術式で手術を行った患者の周術期の記録、経過および検査結果などをまと

め他の麻酔科管理方法の患者群と比較する方法

(イ)現状で行っている麻酔管理方法、疼痛管理方法、治療方法など、当該診療を行った患者の経過や検査結果などの

詳細を確認し、特徴を明らかにすること

(ウ)医学的意義の高いと考えられる、麻酔管理方法や症例を経験した場合の診療の経過、検査結果などの詳細を確認

し、特徴を明らかにすること

(5) 調査の対象となるのは、当科の診療(周術期管理、ペインクリニック、緩和ケアチーム)で関わった患者さんです。

(6) 上記のように、個人情報は守られ、医学の進歩に欠くことのできない学術活動ですが、患者さんには、ご自身の

診療情報が使用されることを拒否する権利があります。研究協力を拒否された場合でも、当科の診療上で不利益を

被ることはありません。

(7) ご質問がある場合、あるいは診療情報の使用を拒否される場合には、下記にご連絡をお願いいたします。

連絡先

山梨大学大学院 医学部工学総合研究部 麻酔科学教室

〒409-3803 山梨県中央市下河東1110

TEL:055-273-9690/ FAX:055-273-6755

 

 

 

 

2019年4月から2021年3月に当院で帝王切開を受けた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:帝王切開時の脊髄くも膜下フェンタニル投与量の違いによる合併症の検討

 

研究期間:医学域長の許可日~2023年6月30日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 医員 飯田早織

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年6月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

帝王切開の麻酔として一般的に脊髄くも膜下麻酔(下半身麻酔)が用いられます。脊髄くも膜下麻酔に使用する薬は局所麻酔のみもしくは少量の医療用麻薬(フェンタニル)を添加したものを使用します。しっかりと、足から腹部までの痛みを感じないことを確認して手術を行いますが、少量の医療用麻薬を添加することで痛みを感じない範囲や効果時間を延ばすことでより質の高い鎮痛を得ることができます。一方で、麻薬は吐き気やかゆみなどの副作用を生じることがあります。適切なフェンタニルの投与量については効果の観点からは十分に検討がなされてきていますが、かゆみなどの軽度の副作用については不十分です。そこで、帝王切開を脊髄くも膜下麻酔で受けた方の麻薬の投与量とその後の副作用の出現を調べることで、副作用の少ない投与量を明らかにするために、今回の研究を企画しました。

 

【研究の方法について】

今回、脊髄くも膜下麻酔を用いて帝王切開を受けた方々において、脊髄くも膜下麻酔に使用した薬剤、鎮痛効果、嘔気、嘔吐、かゆみなどを当院の電子カルテ、麻酔記録などから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる方)

2019年4月から2021年3月に当院で脊髄くも膜下麻酔を用いて帝王切開を受けた方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めてみなさまに行っていただくことはありません。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【利益相反について】

この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、ご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXでご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

医員 飯田早織

メールアドレス:saorii@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-6755

 

 

2010年4月から2020年3月に当院で全身麻酔で手術もしくは検査を受けた6歳以下の患者様、保護者の方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:小児麻酔におけるカフ付きチューブとカフなしチューブによる気道合併症率の違いの検討-麻酔チャートレビューによる後方視的検討―

 

研究期間:医学域長の許可日~2023年6月30日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 医員 小松夏樹

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年6月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

全身麻酔かけると呼吸の力が弱まるため人工呼吸が必要となります。気管チューブを口から気管に挿入して人工呼吸器に接続します。気管チューブには大きく分けて、2種類のチューブがあり、チューブの先端にカフ(風船)がついているものとついていないものがあります。成人の場合にはもっぱらカフつきの気管チューブを用いて、気管に挿入後にカフを膨らませて、気管と気管チューブの間にできるスペースを塞いで人工呼吸をしやすくします。麻酔から覚まして、気管チューブを抜くときは、カフをしぼませて行います。

小児では歴史的にカフのないチューブを使ってきました。気道の構造の成人との違いやカフがついていると合併症が増えること、カフがついていることによりチューブが細くなってしまい人工呼吸にとって不利と考えられてきました。しかし近年、カフ付きチューブの安全性が示されてきており、当院でもこちらの使用が増加してきています。小児用気管チューブの研究は小児専門施設からの報告が多く、当院のような総合病院での報告は少ないという現状があります。そこで小児麻酔の安全性向上のために今回の研究を企画しました。

 

【研究の方法について】

今回、全身麻酔を用いて手術もしくは検査をを受けた6歳以下の患者さんにおいて、使用した気管チューブの種類、麻酔方法、手術や検査の種類、手術中手術後の呼吸器の問題点などを当院の電子カルテ、麻酔記録などから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2010年4月から2020年3月に当院で全身麻酔を用いて手術もしくは検査をを受けた6歳以下  

の患者さん

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【利益相反について】

この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

医員 小松夏樹

メールアドレス:komatsuna@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

2021年6月7日から2021年12月19日に当院で手術を受け、術後硬膜外自己調節鎮痛法(PCEA)を用いた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:硬膜外カテーテルコネクターカバー導入の課題の検討
研究期間:医学域長の許可日~2022年3月31日
研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 医員 秋山 拓也

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年6月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

【研究の目的と意義について】
当院ではこれまで、術後の疼痛をなるべく軽減し、より早い回復の手助けとなるよう術後疼痛管理に力を入れてきました。特に、胸部や腹部の手術では背中から痛み止めのための管(硬膜外カテーテル)を挿入し、患者さん一人一人に合わせて鎮痛薬の投与を行う電動式患者自己調節鎮痛(PCA)ポンプを用いて積極的な鎮痛を行っています。従来の硬膜外カテーテルは、接続部分が外れやすいという欠点がありましたが、当院では、接続部分のテープの補強など独自の工夫を行うことで、接続外れの事故はほとんど発生しておりませんでした。この度、製造メーカーより、接続外れ防止のためのコネクターカバーが発売となり、国内使用が開始されました。当院でも2021年8月よりコネクターカバーの使用を開始しましたが、カバーの使用前後での事故発生の実態調査は行われていません。そこで当院では、コネクターカバーの導入後の課題について検討することとしました。

【研究の方法について】
当院でコネクターカバーを導入した前後で、硬膜外カテーテルの接続外れなど、患者さんに対する事故の発生率を比較します。

【利用する情報について】
 〈対象となる患者さん〉
 2021年6月7日から2021年12月19日の間に当院で胸部または腹部の手術を受け、術後に硬膜外PCAを使用した方
 〈利用する情報・項目〉
 情報:診療録情報、検査データ
なお、この研究に必要な臨床情報は、すべて診療録より取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

【情報を利用する者の範囲について】
この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科学講座の研究者のみです。

【個人情報の取扱いについて】
収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

【利益相反について】
この研究は、研究実施のためにビー・ブラウンエースクラップ株式会社(BB社)から資金提供を受けていますが、研究の実施、解析、発表にBB社が関わることはなく、資金提供以外にBB社との間に開示すべき重要な利害関係はありません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

【お問い合わせ等について】
この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。なお、本研究では研究目的で新たに収集する情報はないため、診療録等から収集したデータについて改めてご説明することや、研究結果を個別にご説明することはありません。
患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

〈お問い合わせ等の連絡先〉
山梨大学医学部麻酔科学講座 秋山 拓也
メールアドレス:akiyamata@yamanashi.ac.jp
FAX:055-273-6755

 

 

2017年4月1日から2019年3月31日に当院で全身麻酔下で心臓手術を受けた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:開心術術後の静脈内自己調節鎮痛法(intravenous patient controlled analgesia)による薬液投与に関連する因子の検討.-後方視的研究-

 

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2021年3月31日

研究責任者:山梨大学附属病院 医療チームセンター 臨床助教 中嶌絵美

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

当院では人工心肺を用いた心臓手術(心臓を外科的に治療するために、心臓を止めて、その間に肺と心臓の代わりをする機械を用いた手術)後の痛み止めとして、静脈内自己調節鎮痛法(Patient controlled analgesia:PCA)(痛み止めの薬剤を精密機械ポンプで自動的に静脈内に投与し、さらに患者さんの痛みに応じてボタンを押すことにより痛み止めを追加することができる患者さんご自身で痛みを調節する痛みのコントロール方法)を用いています。一般的には、手術中からある程度の鎮痛薬を使用して、痛み止めの効果を予測して、適切と思われる量の痛み止めと使ったうえで、手術後の自己調節性鎮痛法につなげていきます。しかし、心臓手術の場合、他の手術と異なり、人工心肺を用いる影響により、薬物濃度が大きく変化し、実際の痛み止めの効果を予測するのが難しく、痛みのコントロールも難しくなることがあります。そこで、手術後に静脈内自己調節鎮痛法で使用した薬液量を調べることで、手術中に使用すべき鎮痛薬の量、鎮痛薬の投与量を調節すべき患者さんの特性を明らかにするために、今回の研究を企画しました。

 

【研究の方法について】

今回、人工心肺を用いた心臓手術を受けた患者さんにおいて、静脈内自己調節鎮痛法(PCA)で使用した薬液の24時間ごとのボーラス回数、使用量、疼痛スケールなどを当院の電子カルテ、麻酔記録、硬膜外麻酔使用状況の蓄積データから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2017年4月1日から2019年3月31日に当院で人工心肺を用いた心臓手術を受けた方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、PCA情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【利益相反について】

この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

医員 中嶌絵美

メールアドレス:emis@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

 

 

2014年4月1日から2019年3月31日に当院で全身麻酔下で心臓手術を受けた15歳以下の方、保護者の方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:人工心肺を用いた小児心臓手術後の静脈内自己調節鎮痛法(intravenous patient controlled analgesia)による薬液投与に関連する因子の検討.-後方視的研究-

 

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2021年9月30日

研究責任者:山梨大学医学部附属病院医療チームセンター 臨床助教 中嶌絵美

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

当院では人工心肺を用いた心臓手術(心臓を外科的に治療するために、心臓を止めて、その間に肺と心臓の代わりをする機械を用いた手術)後の痛み止めとしてとして、静脈内自己調節鎮痛法(痛み止めの薬剤を精密機械ポンプで自動的に静脈内に投与し、さらに患者さんの痛みに応じてボタンを押すことにより痛み止めを追加することができる患者さんご自身で痛みを調節する痛みのコントロール方法)を用いています。痛み止めの使用量は薬物動態(薬の分布、分解など)シミュレーションなどを用いて予測を行い、鎮痛効果を予測しながら外科医、麻酔科医、看護師などの医療スタッフと患者様で協力して行っていきます。一般的には、手術中からある程度の鎮痛薬を使用して、術後の鎮痛につなげていきますが、心臓手術の場合、他の手術と異なり、人工心肺を用いることで、薬物動態シミュレーションの難易度が高くなります。さらに小児では、臓器発育中、体格の成長があり、成人と比べてさらに特別な配慮が必要となります。そこで、手術後に静脈内自己調節鎮痛法で使用した薬液量を調べることで、手術中に使用すべき鎮痛薬の量、鎮痛薬の投与量を調節すべき患者さんの特性を明らかにするために、今回の研究を企画しました。

 

【研究の方法について】

今回、人工心肺を用いた心臓手術を受けた1歳から15歳の患者さんにおいて、静脈内自己調節鎮痛法で使用した薬液の24時間ごとのボーラス回数、使用量、疼痛スケールなどを当院の電子カルテ、麻酔記録、硬膜外麻酔使用状況の蓄積データから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2014年4月1日から2019年3月31日に当院で人工心肺を用いた心臓手術を受けた1歳から15歳の方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、PCA情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

 

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【利益相反について】

この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部附属病院 医療チームセンター

臨床助教 中嶌絵美

メールアドレス:emis@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

 

2014年4月1日から2019年3月31日に当院で全身麻酔下に手術を受けた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名: パーキンソン病を有する手術患者の現状.周術期合併症とその危険因子の検討.-後方視的研究-

 

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2021年6月30日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 医員 中重 大紀

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

パーキンソン病は、振戦(震え)、筋強剛(筋肉の緊張が強くうまく力が抜けない状態)、寡動(素早い動作ができない状態)、を特徴とし、 姿勢反射障害や 精神症状を呈する神経変性疾患です。パーキンソン病を有する患者さんの手術においては、全身麻酔による気道呼吸合併症(肺炎など)や、神経症状の悪化が報告されていて、厳重な管理が必要となります。

日本ではパーキンソン病の有病率は1000人あたり1人とされていますが、高齢者では多く50歳以上では100人に1人といわれています。

パーキンソン病を患っている患者さんの平均寿命は全体の平均と同様で、伸びてきていて、がんや、生活習慣病、さらに骨折なども同様の頻度で起こります。したがって、平均寿命の伸び、医療技術の向上に伴って、パーキンソン病を有する患者様の全身麻酔科の手術が増加していると考えられますが、その現状についての報告はありません。

そこで今回、パーキンソン病を有する患者さんの手術の現状を把握し、その前後でパーキンソン病の症状の変化、その危険因子などを調査することとしました。

この研究により、パーキンソン病を有する患者さんの手術で、手術に関連する合併症(肺炎、心不全、パーキンソン病の症状増悪など)の減少、入院期間の短縮など、手術の質の向上が期待できます。

 

【研究の方法について】

今回、当院で手術を受けた患者さんにおいて、パーキンソン病を有する患者さんの割合、麻酔方法、合併症(肺炎、心不全、パーキンソン病の症状増悪など)などを当院の電子カルテ、麻酔記録の蓄積データから収集して非パーキンソン病患者さんと比較検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2014年4月1日から2019年3月31日に当院で手術を受けた方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【利益相反について】

この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座 医員 中重大紀

メールアドレス:dnakashige@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

 

 

2011年4月1日から2019年3月31日に当院を受診もしくは入院された方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:麻酔科関連インシデントレポートの検討-後方視的研究-

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2021年9月30日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 助教 中楯陽介

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

医療行為を行うにあたって、インシデント(医療行為によって、患者さん・ご家族に傷害もしくは不利益を及ぼさないもので、『ヒヤリ』としたり『ハット』したりしたもの)・アクシデント(医療行為によって、患者さん・ご家族に傷害もしくは不利益を及ぼしたもの)がある程度の確率で発生します。それらが発生した場合、インシデントレポートシステムに登録し、その報告をもとに原因、解決策、改善策などを検討しております。

我々麻酔科業務においては、手術ストレスと麻酔薬による呼吸・循環への影響により平常時と比べて呼吸機能・心臓機能に大きな変化を伴うことなどにより、命に係わるレポートが他の部署と比べて多いと考えられます。

個々のレポートに関しては十分に検討し、業務改善、医療の質の向上に役立てておりますが、複数のレポートをまとめて検討する機会は多くありません。そこで、今回電子レポートシステムが開始された2011年4月以降のレポートをまとめて分析することにしました。

 

【研究の方法について】

今回、インシデントレポートをまとめて、種類ごと、部署ごとなどに分類し集計します。インシデントレポートが患者さんに関する場合、必要に応じて当院の電子カルテ、麻酔記録からデータを収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2011年4月1日から2019年3月31日に当院で提出されたインシデントレポートのうち麻酔科に関連するもの。

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、PCA情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

 

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【利益相反について】

この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

今回の研究はインシデントレポートをもとに行いますので、ご自身にかかわるものかどうかご判断がむずかしいと思われますので、疑問に思われる方は気軽にご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座 助教 中楯陽介

メールアドレス:ynakadate@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

 

>2014年1月1日から2018年12月31日に当院で全身麻酔で手術を受けた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:全身麻酔後の覚醒遅延の発生頻度と危険因子の検討

-麻酔記録レヴューによる後ろ向きコホート研究-

 

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2021年6月30日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 助教 中楯陽介

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

当院では全身麻酔を用いて年間5000~6000件の手術を行っています。手術や麻酔技術、新しい薬剤の発売により、手術・麻酔の質は向上しています。しかし、ある一定の確率で覚醒遅延(麻酔薬投与終了後から30分経過しても目が覚めないこと)が発生します。その多くは長時間手術、年齢などに麻酔の効果が長引いてしまうことによりますが、手術中、麻酔中の脳内出血など新たな病気の発生も原因となるものもあります。ここ10年麻酔方法の変化、質の向上により、覚醒遅延の状況も変わってきていますので、覚醒遅延の発生率、危険因子などを明らかにするため、今回の研究を企画しました。覚醒遅延について理解を深めることにより今後の手術室運営の効率化、患者様の予後の改善へ役立てることができます。

 

【研究の方法について】

全身麻酔を用いて手術を受けていただいた患者さんを、当院の電子カルテ、麻酔記録、の蓄積データから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2014年1月1日から2018年12月31日に当院で全身麻酔を用いて手術を受けた方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

 

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

助教 中楯 陽介

メールアドレス:ynakadate@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-6755

 

 

 

2012年4月1日から2018年3月31日に当院で腹部大動脈瘤手術を受けた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:腹部大動脈瘤に対する予定開腹人工血管置換術における最良の術後鎮痛を目的とした硬膜外麻酔の穿刺部位はどこか-術後鎮痛に関する硬膜外自己調節鎮痛法薬液投与量による検討.後ろ向きコホート研究-

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2020年10月31日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 助教 中楯陽介

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(2017年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

当院では腹部大動脈瘤の開腹人工血管置換術(おなかを開けて大動脈瘤を人工血管に置き換える手術)の麻酔方法は硬膜外麻酔(背中から針を使って脊髄の近くに管を入れて、そこから麻酔薬を入れて痛みを取る方法)と全身麻酔で行い、手術後の痛みは主に硬膜外麻酔で対応します。一般的に硬膜外麻酔の手術中の痛みに対する硬膜外麻酔の管を入れる適切な場所は下位胸椎(背中の真ん中あたり位置)とされていますが、とされていますが、術後の痛みに関してどの部位が適当であるかについては示されてないため、今回の研究を企画しました。この研究により硬膜外麻酔の術後鎮痛への関わりが分かり、今後の麻酔方法へ役立てることができます。

 

【研究の方法について】

今回全身麻酔に硬膜外麻酔を併用した患者さんにおいて、穿刺部位(管を入れた位置)を2つに分類(頭側と足側)し、その違いが、硬膜外麻酔の使用状況、副作用の発現などにおいて差があるのかどうかを、硬膜外PCA薬液の24時間ごとのボーラス回数、使用量、疼痛スケールなどを当院の電子カルテ、麻酔記録、硬膜外麻酔使用状況の蓄積データから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2012年4月1日から2018年3月31日に当院で腹部大動脈瘤に対する予定開腹人工血管置換術を硬膜外併用全身麻酔で受けた方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、PCA情報、検査情報

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

助教 中楯陽介

メールアドレス:ynakadate@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

 

2013年4月1日から2018年3月31日に当院で消化器外科手術を受けた方へ

研究実施のお知らせ

研究の題名:上腹部消化器手術における最良の術後鎮痛を目的とした硬膜外麻酔の穿刺部位はどこか-術後鎮痛に関する硬膜外自己調節鎮痛法薬液投与量による検討.後ろ向きコホート研究-

研究期間:医学部附属病院長の許可日~2019年12月31日

研究責任者:山梨大学医学部麻酔科学講座 助教 中楯陽介

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【本研究の目的と意義について】

当院では上腹部消化器手術(胃、すい臓、肝臓、胆のう手術)の麻酔方法は硬膜外麻酔(背中から針を使って脊髄の近くに管を入れて、そこから麻酔薬を入れて痛みを取る方法)と全身麻酔で行い、手術後の痛みは主に硬膜外麻酔で対応します。一般的に手術中の痛みに対する硬膜外麻酔の管を入れる適切な場所は肩甲骨よりやや足側の背骨の位置とされていますが、術後鎮痛に関してどの部位が適当であるかについては示されてないため、今回の研究を企画しました。この研究により硬膜外麻酔の術後鎮痛への関わりが分かり、今後の麻酔方法へ役立てることができます。

 

【研究の方法について】

今回硬膜外麻酔と全身麻酔を受けていただいた患者さんを、穿刺部位を大きく2つに分類(頭側と足側)し、穿刺部位の違いが、硬膜外麻酔の使用状況、副作用の発現などにおいて差があるのかどうかを、硬膜外麻酔の使用状況、副作用を24時間ごとに当院の電子カルテ、麻酔記録、硬膜外麻酔の蓄積データから収集して検討します。

 

【利用する情報について】

(対象となる患者さん)

2013年4月1日から2018年3月31日に当院で上腹部消化器手術(胃、すい臓、肝臓、胆のう手術)を硬膜外麻酔と全身麻酔で受けた方

(利用する情報・項目)

情報:診療録情報、麻酔記録情報、硬膜外麻酔情報、検査剰余浮

なお、この研究に必要な臨床情報はすべて上記のものより取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

 

【情報を利用するものの範囲について】

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科講座の研究者のみです。

 

【個人情報の取り扱いについて】

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【お問い合わせ等について】

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

助教 中楯陽介

メールアドレス:ynakadate@yamanashi.ac.jp

FAX:055-273-9690

 

平成28年1月1日から平成29年12月31日までに、当院で人工心肺を用いた心臓血管手術を受けられた成人の患者様へ

人工心肺を用いて行う心臓血管外科手術では、血液を固まらせないようにするために高用量のヘパリンという薬剤を手術中に用います。しかし、高用量のヘパリン投与はしばしば血圧の低下を招きます。事前にヘパリンによる血圧低下を予測することができれば、血圧を上げる薬剤の使用などにより手術中の血圧を安定化させることができると考えられますが、現状では十分な知見がありません。今回、当院で過去2年間の人工心肺を用いた心臓血管手術を受けられた成人の患者様を対象に、診療記録を参照・解析し、ヘパリンによる血圧低下の予測因子について検証をさせていただきたいと存じます。

2016年1月より2017年12月までに、当院で行われた人工心肺を用いた成人の待機的心臓血管外科手術が対象になります。既に記録・保存されている診療録の中から、必要な情報(手術中の血圧や血液検査の値など)を抽出して解析します。情報の解析の際には個人名やID、手術日などの個人情報は用いません。患者様から新しく情報や試料などを取得することもありません。この研究に必要な臨床情報は、すべて診療録より取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

この研究において取得する情報の利用者は、本学医学部麻酔科学講座の研究者のみです。

収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先までご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部麻酔科学講座

助教 古藤田 眞和

電話 055-273-9690

2012年1月1日~2013年12月31日までの間で、肝細胞がん ラジオ波焼灼術(RFA)を受けた患者さんへ

山梨大学医学部附属病院では、2012年1月1日~2013年12月31日までに肝細胞癌ラジオ波焼灼術(RFA)を受けられた患者さんを対象に、点滴での痛みどめ(患者自己調節鎮痛法:PCA)を使いながら、治療が安全かつ苦痛が少なく行えたかどうかを調査する為、以下の事柄を調査する予定です。

① ラジオ波焼灼術時に、どれくらいの痛み止めの量を必要としたかどうか(痛みどめの機械の中の記録を調べます)

② どれくらいの時間、痛み止めの機械を使っていたか

③ 治療前後での血圧・混合血酸素飽和度(血液中の酸素の値)

④ 治療もしくは痛みどめによる合併症があったかどうか

この調査を行うことで、今後、同様の治療において、より有効的に、さらに安全に痛み止めを使うことができるようにしていければと思います。また他の方法と組み合わせることで治療などによる副作用・合併症を更に減らすことができるようになればと考えております。

この調査の結果は、医学雑誌や学会で発表することになります。しかしながら、調査の過程・発表の段階において、対象となった患者さんの個人情報が表に出ることは決してございません。調査の段階より、匿名となった情報を用いて調べるためです。

しかしながら、調査の期間内にラジオ波焼灼術治療を当院にて受けた患者さんの中で、この調査対象から外してほしいご希望がある場合には、お手数ではありますが、下記の連絡先までご連絡ください。

連絡先

山梨大学医学部付属病院

麻酔科 熊倉 康友

電話:055-273-9690

何卒ご協力の程、宜しくお願い致します。

研究責任者:山梨大学医学部附属病院 医療チームセンター 熊倉康友

2010年1月~2013年12月に当院で婦人科手術を受けた患者さんへ

「婦人科悪性腫瘍手術における硬膜外麻酔の至適穿刺部位の検討」後ろ向き研究へのご協力のお願い

〇本研究の背景・目的について

当院では広汎子宮全摘術、準広汎子宮全摘手術の標準的麻酔方法は硬膜外麻酔併用全身麻酔で行っており、術後は硬膜外PCA(Patient Controlled Analgesia:患者自己調節鎮痛法)で鎮痛を図っています。一般的に硬膜外麻酔の推奨穿刺部位は下位胸椎から上位腰椎の椎間とされていますが、術後鎮痛に関してはそれらの部位が適当であるかについての定説はありません。今回全身麻酔に硬膜外麻酔を併用する麻酔管理症例において、穿刺部位を第11胸椎以上と第12胸椎以下に分類し、穿刺部位の違いが、術後の疼痛管理状況や硬膜外PCAの使用状況、副作用の発現などにおいて差があるのかどうかを、硬膜外PCA薬液の24時間ごとのボーラス回数、使用量、疼痛スケールなどを用いて後ろ向きに検討することに致しました。

この研究により硬膜外麻酔の術後鎮痛への関わりが分かり、今後の麻酔方法へ役立てることができます。個々人の患者さんに改めて不利益を蒙ることはないと考えております。

研究結果は学会・論文等により公開致します。公開内容には個人のプライバシーに関わる事は一切含みません。しかしながら調査の期間内に当該手術を受けた患者さんの中で、この調査対象から外してほしいご希望がある場合には、お手数ではありますが、下記の連絡先までご連絡ください。

連絡先

山梨大学医学部付属病院

麻酔科 望月 徳光(主任研究者)

松川 隆(実施責任者)

電話:055-273-9690

何卒ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

研究責任者:山梨大学医学部付属病院 麻酔科 望月徳光

2009年9月~2014年9月までの間で、当院で人工膝関節置換術を受けた患者さんへ

「人工膝関節置換術における大腿神経ブロック併用群と大腿神経ブロック・坐骨神経ブロック併用群とブロック非併用群の比較」後ろ向き研究へのご協力のお願い

〇本研究の背景・目的について

近年、末梢神経ブロックを全身麻酔に併用することの有用性の報告があり、当院でも2011年6月頃から人工膝関節置換術(以下TKA:total knee arthroplasty)症例に大腿神経ブロック、2013年7月頃から大腿神経ブロック・坐骨神経ブロックを施行している症例が増えております。また、以前からTKA施行の麻酔の際には、術後鎮痛目的に静脈内自己調節鎮痛法(以下静脈内PCA: patient controlled analgesia)を通常使用しており、末梢神経ブロックの併用時と非併用時では、投与量の調整などを適宜してきている現状があります。今回、全身麻酔に末梢神経ブロック、術後静脈内PCAを併用する麻酔管理は、全身麻酔に術後静脈内PCAのみを併用する麻酔管理と比較し、術後の疼痛管理の質がよいと仮説をたて、2009年9月から2014年9月までにTKA施行症例を大腿神経ブロック併用群と大腿神経ブロック・坐骨神経ブロック併用群とブロック非併用群に分けて静脈内PCAの使用状況、使用量術後・疼痛スケールなどを診療録や麻酔記録などをもとに、後ろ向きに検討することと致しました。

この研究により末梢神経ブロックの術後鎮痛への関わりが分かり、今後の麻酔方法、麻酔管理の方針などへ役立てることができると考えております。今までの診療録などから情報を収集する形で行い、アンケート収集など個々人の患者さんにご負担をおかけすることはありません。

〇この研究結果の公表について

研究結果は学会・論文等により公開致します。公開内容には個人のプライバシーに関わる事は一切含みません。しかし、調査の期間内に当院で人工膝関節置換術を受けた患者さんの中で、調査対象から外してほしいというご希望や何かご不明な点などがある場合には、お手数ではありますが、下記連絡先までご連絡ください。

連絡先

山梨大学医学部付属病院

麻酔科 大宮 啓輔(主任研究者)

松川 隆(実施責任者)

電話:055-273-9690

何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

研究責任者:山梨大学医学部付属病院 麻酔科 大宮啓輔