2025年度 臨床研究(輸血合併症)

2025年度 臨床研究紹介
タイトル:輸血関連合併症の予測・予防システムの開発
代表研究者:古藤田 眞和
研究協力者:牧野 浩二
成果:
・第26回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会 (SI2025)にて講演を行い、優秀講演賞を受賞した。
タイトル:ビッグデータを利用した輸血関連合併症の予測・予防システムに関する考察(A Study on a Prediction and Prevention System for Transfusion-Related Complications Using Big Data)
・特許申請:漏出検出装置、漏出検出制御方法、および漏出検出制御プログラム(特願2025-078506・山梨大学承継)
医療現場において、輸血は強力な救命処置のひとつであるが、急性溶血反応・輸血関連急性肺障害・輸血関連循環過負荷・移植片対宿主病など、輸血関連の合併症や副作用の発生は時に致死的となる。バイタルサインの微細な変動や皮膚性状の軽微な変化など、人間の目視や認識ではこれらの合併症発生時の初期変化を検知することは困難であり、重篤な症状を呈して初めて検知されることも稀ではない。発生初期における早期検知や予測および重篤化の予防が求められている。
本研究では、膨大な診療データや、近年発達が目覚ましい人工知能・統計処理・センシング技術・ロボティクスを融合的に用いて、輸血関連合併症の早期所見を検知する予測システムの開発に取り組み、社会実装を見据えたプロトタイプを作製した。

▲開発したシステムのプロトタイプ
生体モニター画面を監視し、プログラムで解析を行い、合併症の発症を予測した場合はアラームや介入システムが作動する。

▲開発した輸血関連合併症発症予測システムの解析の様子(血圧低下を予測して、規定値以下になるまでの時間を算出する。)

▲開発した血液漏出センサーのプロトタイプ(患者および輸血回路に装着し、輸血時の血液の漏出を検知する。)

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漏液センサー開発のための、吸光スペクトラム解析の様子。血液(赤)の特徴的なスペクトラム波形が示されている。
*本研究は公益財団法人JKAの2025年度研究助成(競輪)の支援のもとに行われた。
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