麻酔科のつぶやき

アメリカ麻酔学会の感想

ASA 2011

初期研修医 伊藤

去る2011年10月15-19日、アメリカ麻酔科学会(略称ASA)がイリノイ州シカゴで開催されました。

‘アメリカ’と名は付いているものの、実質的には世界麻酔科学会と言っても過言でない会へ、初期研修医の身分でありながら、麻酔科の先生方のご厚意により参加させて頂きましたのでご報告申し上げます。

ミシガン湖からの強い風に1時間ほど吹かれながら徒歩で到着した会場には、見渡す限りの人、人、人・・・・。アメリカでは麻酔科がメジャーであることが実感できました(シャトルバスが運行しており、最初の1回以外は使用させていただきました)。

それを裏付けるようにポスターセッションは午前と午後で異なり、目的のものを探し出すのに一苦労。その分、思ってもいなかった1枚に興味を引かれることもありました。

リフレッシャーコースについては事前申し込みをしていなかったのですが、十分に席が用意されており、スライドでの分かりやすい説明に「日本語みたいに英語が理解できたらな・・」と、自らの英語力のなさを密かに嘆いておりました。

他にも多くのイベントがあったのですが、ここには書ききれない分量となってしまうのでこの辺りで筆を置かせていただきます。

ASAに参加して

初期研修医 羽田

今回、2度目の麻酔科研修期間中に世界最大の麻酔科学会であるASAに参加させていただきました。今までにこれほど大きな学会に参加したことはなく、また海外の学会というものも初めてで出発前にはずいぶん緊張しました。

会場ではやはり規模の大きさに驚かされました。参加人数も多く演題もたくさんあり、あらかじめどれを見に行くか練る時間をとればよかったと後から思いました。結局Refresher CourseとPoster Sessionへの参加が多くなりましたが、やはり英語の聞き取りには苦労しました。その点ではポスターは展示されているものを後からでもゆっくり見られるので勉強になり、学会の後半ごろにはかなりの時間を使いました。また内容に関してもほとんど予備知識がないような難しいものがある一方、意外と普段の研修中に疑問に思うような事や関心をもったようなことについての内容も多く、研修医でも十分に楽しめるものでした。

期間も長く、移動も大変な学会ではありましたが、それ以上に貴重な経験になったと思います。この度はこのような機会をいただき有難うございました。